遠距離レス:トレード

 カードトレードのマナーとか礼儀は、自分は「骨董屋の仁義」と同じだと思っとります。店と趣味人だったら、お互いに相手を鮫ろうがどうしようが自己責任。脅迫恐喝窃盗詐欺でない限り、自分が納得したのなら、その場は終了。骨董でも刀剣の世界になっちゃうと、偽物写物は当たり前のように存在し鑑定書も信用しきれず己の眼力だけで店主との真剣勝負、…らしいです。そこまでではなくても、近い世界はマジックでもありますし。人より先に禁止カードの情報を仕入れてディーラーに売り抜ける、基本セット入れ換え直前に落ちるカードと入るカードを予想して値段が上がる前に早々にトレードする、安くて強さに気付かれてないカードを大量に仕入れてから、自分がそのカードを使って大会に買って値段を上げる、地域による値段格差を利用して地方と都市を往復して資産を増やす、どれもありでしょう。
 …但し、素人さんを食い物にしないのも骨董屋の仁義。例えば父親が骨董収集を趣味にしてたけど、死んで兄弟で遺産相続するんで入手した骨董を売りに来る、みたいな時。そういう客からは決して不当な価格で下取るのではなく、正しく評価するのが骨董屋の仁義なんだそうで。マジックに話を戻すけど、トレードファイルを見れば初心者かどうかすぐ分かるし、初心者相手に交渉を誘導するのは、交渉ではなく詐欺になる場合が大多数なので、「初心者からは鮫しちゃいけない」これは鉄則であり仁義でしょう。
# 無条件で「トレードに合意したんだから鮫じゃない」「自衛しなくては意味がない」と言う自称鮫の子供がいますが。同じ事を「振り込め詐欺の被害者」とか「悪徳リフォーム業者に食い物にされた老人」に言えます? 弱い方が悪い、愚か者が悪い、という考え方ですぜ。
 自分がグッピーだった頃の鮫は、いい腕してましたね。目の前の稚魚がどういうのか見極めて、稚魚のままで食うんじゃなくて、暫く育てて、コモンアンコモンで懐かせて餌付けしておいて、稚魚は育てて大きくしてからちょっとづつ食ってました。…覚醒剤の密売人と一緒、育てて離れられなくしてから継続して食った方が実入りはいいのに、最近の鮫はそこらへんが下手だよね。