日本選手権ジャッジ日記

・今回で2回目の日本選手権本戦ジャッジ。
・蒲田PIOに行くと、ロビーにいつもの面子が。「8:15集合じゃなかったっけ?」「開場が8:30なんだって」「なんで集合が8:15やねん」。
・開場後着替えてチーム編成。今回はR3までデッキチェック、R4からペーパー。
・一般の開場後、列形成なんぞを。で、あるプレイヤーから「友達が遅れそうで、なんとかシートオールまでには間に合いそうなんですけど」「デッキリスト提出に間に合わなかったら遅刻ですけどいいですか?」「それで良いそうです」「分かりました、急いで来るように伝えて下さい、世界チャンピオンに」  シートオール発表前に何の問題もなく間に合った事は彼の名誉の為に敢えて明記しておく。
デッキリストチェックをするに、久々にやると自分の手がここまで動かないのかと愕然とする。今年一杯は、千葉ドラのデッキチェックは自分でやるようにしよう。
・日本選手権にあるまじきデッキリストの不備の数々。ジャッジ控え室で一番評判になったのは「メイン59枚サイド14枚」デッキだった。
・「アラジン、これは(ペナルティの内容として)浅いから、このリストの持ち主と対戦相手までデッキを預かって、ランダムデッキチェックまでしちゃって」「おっけー」  …で、デッキリスト不備と区別の付くカード(規則性あり)で両者にゲームロス、恐怖の1本勝負が起きるとは思いもしなかった。
・散々書いているが、「スリーブに入れる時には、スリーブに区別できるような物がないか確認すること。気付かない恐れもあるから、デッキをスリーブに入れる際はデッキをシャッフルしてからスリーブに入れること」
・次ラウンドはランダムデッキチェック。「どこにしよっか?」「どこにします?」「どこでもいいなぁ」「そうですねー」「適当な好きなテーブルナンバー決めてよ。そこの対戦者2人のデッキリスト、抜き出しておくから」「じゃぁxx番」「おっけー」 ちなみに、まだペアリングが決まってない時の会話。  …それで、またデッキの区別の付くカードでゲームロスの処理をしなきゃいけないのって…。 こういうのも、やはり引きが良いというのだろうか?
・今度はドラフト。
・ドラフトのピックなんだけど、「隣の人が引いたカードを覗き見る」ってのは問答無用でイカサマなんだけどね。 …「雰囲気に慣れずに挙動不審になってるプレイヤー」ってのが一定の割合で居るのよねぇ…。すごく覗き見と紛らわしくて、結構面倒。 あと、「なんで皆にカードを見てもらいたがってるような持ち方してるの?」てな感じで、腕を伸ばして身体から離してカードを持つ人とか。狭いかもしれないけど、「身体を斜めにして斜め三十度を向きながらドラフト」するのも止めて下さい、隣を覗いてるようにしか見えません。
・ペアリング貼って、スリップ切って、撒いたら会場巡回、を4ラウンド。
・淡々と終了。WaterForest氏とメシ。
・呑んだ翌日でも8:30には揃う面々。
・だからDCIレポーターのV3は(以下放送禁止用語)。
・U18トーナメントの受付とか下っ端とか。
・…U18については、悔やむところ、反省するところ、力不足なところ、そんな事ばかり考える始末…。
・「ジャッジになるにはどうすればいいんですか?」「適当なトーナメントを主催しているジャッジの所に行って、定期的に手伝うのが一番の早道」
・サイドイベント8人を淡々と。
・一番楽なサイドイベントジャッジの仕切り方。
 「皆さ〜ん、番号通り席につきましたね〜。ブースタードラフトが初めての人、手を上げて下さ〜い。 じゃ、プレミアイベントでのドラフトが初めての人はどれくらい居ますか? あと、昨日今日この会場でドラフトやってない人は居ますか? (いきなり口調が変わって)…んじゃ、さっきと一緒だから。このトーナメント番号はxxだから、ヨロシクー」。
・ジャッジ試験受験中の人がコレをやると、意味を分かってて省略しているのか知らずに誤魔化しているか試験官が確認できないので、試験官が最初に見てる時には省略形は使わない方が無難。
・しっかりダレン・ベーダーに千葉ドラ賞品のプルーフを描いてもらう。
・ペナルティガイドライン、153. イカサマ ― 外部情報  定義:プレイヤーが故意に以下のような行動をした場合、この違反になる。(略) ・マッチのために席に着いているプレイヤーにアドバイスを与えた。
(略)理念:(略)トーナメントはプレイヤーの技量を試す場であって、外部からの助言や指示に従う能力を試す場ではない。外部からの、戦略上、プレイ上、あるいは構築上の助言は、外部情報として扱う。
(後略)

 …アレより短い文字数でDQPを食らう為には、対戦相手(友人関係が無い)に「死ね」(2文字)と言うくらいしか無い気がする。

疲労困憊。打ち上げに参加する気力が湧かず、品川駅のラーメン劇場に行きなんつっ亭で食って帰る。もうこの店にゃ行かない。