デッキ構築批評

 なにかを批評するなら、最低限の知識は持っててほしい。料理を語るならコース料理の順番くらいは理解して欲しいし、野球を語るならルールくらいは知ってて欲しい。んで、デッキ構築の批評をするなら、マナカーブくらいは知ってるべきだと思うが。…それも知らずに批評している人、多いですね。
 例えば。「先手が2ターン目に《銀騎士/Silver Knight(SCG)》を場に出したいなら、デッキに白マナが出る土地は最低13枚は入れないといけない」…という断片的な知識は多くの人が知っている。知らなくても身体で覚えている。では、何故13枚なのか? 12枚ではどれだけ不足しているのか? 14枚ではどれだけ過剰なのか? どういう計算と確率に基づいて13枚を割り出したのか? 13枚入れても2ターン目に白白が揃わない確率はどれくらいなのか? それを「適当」「なんとなく」ではなく、図表なり数式なり口頭なり、何でも良いから万人が納得できる形で説明できて、ようやくデッキ批評の上での第一歩だと思う。 このカード入らないこっち入れろ、なんてのは誰でも出来るンよ。