土曜の日記の続き

土曜の日記(追記)

朝起きて「キノの旅」見に行くぞとようやく決心。(チケで2k使っても、面倒だったらいーや、の気分)代々木まで鈍行でえっちらおっちら、そこから大江戸線に乗り換え終点の手前3駅の豊島園駅まで行き、雨の中傘も差さずに行ける所にあるシネコンまで。…わはは、同類が多いのー(ヲタの集団)。
パンフ買って、来場者限定のポストカード貰って入場。パンフは1冊1冊時雨沢センセが直でサインをしてあったり。どうせだったら全部のパンフを集めたら1つのストーリーになるパンフあとがきくらい作りやがれってんだ。
上映開始……結構大きいスクリーンで椅子も音響も文句無しなんだけど、やっぱりというかしゃぁないというか、プロジェクタ上映…ドットが見えるんだよねー…。やっぱフィルムって偉大。

話についてはネタバレがあるので続きを読むにて。
…原作、ちゃんと読んで脚本書いたの? 原作が後味悪いので、そこらへんをマイルドに処理しようとして失敗したというのが率直な感想。

今回はキノが初めて銃で人を殺す話なのだが、原作の場合は自力で殺人の禁忌を破るようにしていた。それが原作のドライなキノを作り上げていたのだが、今回の劇場版の場合、師匠がキノに暗示(条件付け)を仕込み、それで殺人をしてしまったので禁忌を犯してしまったという感覚が無くなってしまった。(ラストシーンで、暗示を解いて欲しいとキノが望むのを聞いて違和感ありまくったし)
それと、原作では先代のキノの母親が(無意識or無自覚の)自殺願望があったので、その為にキノを襲って殺してもらうようにした、という流れだったのに、今回は先代キノとは関係が無い狂人を処分する為と、キノの殺人の経験の為にキノを派遣する、という話になってしまってゲンナリ。原作だとキノが先代キノの遺族に肩身分けと最後の様子を話しに行くという目的で行って一応は目的を果たせてたのに、今回は単なる派遣殺人請負じゃないですか。いわばゴルゴ要請&養成?

今回は髪が長いキノが観られてOK、位ですな。

それから舞台挨拶。今回は脚本・声優2名・原作者、の4人で挨拶。前田愛が「本日はお足元が悪い中お越し頂いて〜」と無難な挨拶をした後でエルメス役が「今日は大江戸線が人身で止まったりとか大変でしたけど〜」とオチを奪う中々のセンス。時雨沢センセは緊張なさった様子。
適当に挨拶とか作品のウリとかの説明後に、抽選会。185名のうち、2名に4人のサイン入りポスターと、1人にシズが着ているセーターのデザインの元になった英軍のセーター。あいにく抽選にハズレ…。 最後に、劇場から4人に花束贈呈があり、それで10分少々の舞台挨拶終了。