《Counterintelligence》

 自分は、マジックの状況について、東京や千葉、神奈川までは把握している。伝聞でいいのなら、茨城や栃木も分かるし長野もなんとなくは知ってる。 …全部都心部か、東京まで行けなくは無い地域ぢゃん! もしかしたら、地方は全くTCGがダメなのかもしれない、自分が恵まれているだけで、福井なんか極寒の地なのかもしれない。
 ただ、自分は脳味噌が硬いんで、自分が見聞きしなきゃ理解はすれども納得しきれんのですな。松山なんぞでグランプリやっても人が来ないんじゃないか、と思いつつも観に行ったら「おーすげー」という事があったように、実際に観に行かなきゃ正しい判断は出来ないじゃないか、と思う訳です。 んで、今回は渡りに船。まぁ福井で最もTCGが盛んらしい、ファミコンランド福井さんまで観に行こう、と相成った次第。

# 注意。ここからは全て私の主観で書かれていますし、証拠はありません(テレコなんか持って行かないし、聞き違いや思い違いもあるかもしれない)。 ただ、実際に行って、見て、聞いたのは全て事実だし、「ニュースソースは何ですかって? 実際に見てきましたが?」と答えられます。実際には見ないでWeb上の情報や噂だけで書いた話ではありません。

 3/11(土)、12時頃にファミコンランド福井さんを訪問。店には話する時間も含めても、20分くらいしか居なかったので、見間違いとかあるかもしれません。
 12畳くらいの店に、壁一面に置かれたゲームソフトが「ファミコンランド」という名に相応しいかという感じ。部屋の反対側の壁には各種TCGのシングルが置かれ、マジック関係で言えば、ミラージュからギルドパクトまで全てのシングルカードがファイリングされていました。これだけでも、歴史を感じさせる上にマジックの流れが途切れていないと窺い知る事が出来ます。
 店内には子供達で一杯。3畳くらいのスペースに、和室用の座卓が3本置かれ、そこで18名のプレイヤーが遊戯王のトーナメントに参加していました。なんていうか、この前のCDCの和室マジックの3倍くらい劣悪な環境なんですけど、それでも生き生きと遊戯王ををやってる子供達に妙な感動。つーか、20年前に自分はここまで元気じゃなかったぞー。
 店のカウンターには店長さんらしきおじさんが一人レジを打つ状況。何も買わずに話すのも抵抗があるので、スリーブをいくつか購入してから、話を開始。

A「盛況ですねぇ」
F「そうでもないです。普段はこの倍居ますよ」
A「倍だと、入りきらないでしょう」
F「今は2Fを改装して使えないんだけど、2Fが使えるときには、長机を5本出して、30人で遊戯王やらしてるから」
A「凄いですねー」
F「18人しか参加できない、って事前に言ってるから、これくらいしか来ないんだよ。普段はもっと来てるよ」
A「へー。実際、遊戯王とか他のトレカってどんな感じですかね? 尻つぼみですか」
F「いやいや、どんどん増えてるよ」
A「んじゃ、TCGとして、市場の大きさは拡大してるんですね」
F「そうだね」
A「じゃあ、マジックはどんな感じですか?」
F「やっぱり他のゲームと比べると減ってる感じだね」
A「でも、それは全体のパイが小さくなってるんじゃなくて、パイは膨れているけどマジックが占める割合は減ってるって感じですよね」
F「そうそう、そんな感じ。色々とトレカ増えてきたからねー。分からないのが多いよ」
A「今日は遊戯王ですけど、いつもはどんなのですか?」
F「GWとかかな。GWだと、スタッフやってくれる子がいて、こっちは何もしないでイベント出来てるから」
A「あと、他はどんな感じですか? D0とかDMとか、あとマジックも」
F「今、自分一人しかいないから、手が出せないねー。マジックも、前にいたバイトの子がルールを知ってたからトーナメントを開催してたけど、その子がバイトを辞めてからは手が出せないね。色々とやりたいんだけどね」
A「そうですよね」
F「店としても、一つの籠に全部の卵を入れるような事したくないしね。色々なカードを幅広くやりたいんだけど、ルールが色々だから」
A「じゃあ、マジックも…」
F「マジックも、近所に場所を借りてやってるみたいだよね。これからマジックは良くなるんじゃないかな。色々なところでマジックの大会をやってるし、チラシもほら、色々はってあるでしょ」