プレイヤーのよくある手違い30 暴論解説編

原本:http://mjmj.info/data/judge20060601a_ja.html

すずけんさん、分かりやすい翻訳を早く仕上げてくれてるなー。
Paoさん、オフィシャルとして過不足ない内容だよなー。
testingさん、プレイヤーに対して欲しいと思う説明書いてくれてるなー。


…じゃ、自分のキャラに合わせて、書いてみますか暴論編(笑)。

注意:暴論です。馬鹿正直に聞いて、納得しちゃったら馬鹿を見ますよ。そのとおりやってみて、他のジャッジに叱られてもアタシャ知りません。三歳児じゃないんだから、やって良い事と悪い事くらい自分で判断しましょうよ。


1.トークンやカウンターとしてトークンでないカードを使ったり、違うトークンやカウンターを表すのに同じ道具を使ったりする。

自分が知る限り、小銭をカウンターに使うのを良しとするか悪しとするかで、ジャッジが関東系と関西系に分かれる。関東系では、あんま小銭を否定してない。つーか、当初どっかの一ショップのローカルルールだったのを、金科玉条の如く扱うのはどうよ? とオレは思っている。
# あやふやな知識。自分の記憶だと、最初に「小銭をライフカウンターに使うのを禁止する」という規則を取り入れたのが、広島のフューチャー・Bee。 最初の理由が「TCGを知らない人がTCGを見た時に、卓上に現金があると賭博と誤解される為」。 こんな規則が出来たのも、FB広島はデュエルルームで初めて、独立店舗型ではない一般店舗ビルの一テナントとしてのデュエルルームだったから。
(それまでは、オフビートやYSやTCなど、ビルの一室を借りたり1フロアを借りた独立した店しかなく、TCGを知らない第三者がデュエル風景を見るなんて事は無かった)  個人的な感想言わせて貰えば、第三者が見る機会が無い場所だったら、小銭の方が、ゴミ残したりジャッジが確認できない口頭なんかよりは、よっぽどマシ。

自分がヘッドジャッジの場合は、「小銭でも、ルール違反ではない」扱い。
一番良いのはサイコロ。(十手の上にカウンターが12個乗っても、サイコロだったら「6」と「6」になってりゃ一見ですぐ分かる。グラスカウンターだと一見だと「いっぱい」しか分からない) だけど、持って来てくれる人が極めて少数。……で、だ。小銭の使用を禁止とすると、勝手に基本土地箱から沼やら山やら持ち出して、カードを千切って+1/+1カウンターにした挙句に、テーブルに紙ゴミを残したまま居なくなる方とか、スタッフからライフカウント用にとコピー用紙を1枚貰って(以下略)方とか、そーゆー『阿呆』が増えるのが目に見えてるンだよっ!! 今でも居るンだからっ!! 自分が卓上のゴミ掃除して空しくなりたくないから、イヤイヤ小銭を認めているんぢゃ!
サイコロ>グラスカウンター>>>>>小銭>>>>>(越えられない壁)>>>>>紙ゴミ

2.後での見返りを求めて投了する。

サマ師は殺せ。
あと、IDと投了については、ジャッジの前でやった方が安全。
散々言われているけど。スイスラウンドのみのトーナメント(つーか、決勝やってるのってプレミア以外じゃLMCくらい)では「賞品の等分を約束しての、ガチンコ勝負」「一切約束しない、一方的な投了」「一切約束しない、ID」以外はダメ。
「IDしようよ、そうすればお互いに19点で1位2位になるからさ。賞品を貴方と私で1位と2位を足して等分すればいいじゃない。」なんてぇのは、他のプレイヤーが得られる可能性がある成績と賞品を、2人が共謀する事で不当に奪われる、という意味だと考えなきゃいけない。そういうのを見かけたらジャッジを呼ぼう。少なくとも私がジャッジだったらそれなりの対応はします。 逆に、どこまで話していいのか、話してはいけないのか、自信が無いならジャッジに聞いて貰って、大丈夫か確認してもらった方が良い。

3.サイドボードをデッキと一緒に分けておかず、他のカードとまぜこぜにしてある。

フロアルールを見ると、ちょっと面白い。 試合開始前にサイドボードがある場合は対戦相手に見せるのは義務なんで、15枚見せた後はデッキケースにしまわずに、そのまま卓上に置かないといけない。 あと、対戦相手に求められたら、15枚あるのを示さないといけないのであって、必ず最初に15枚を示す、というルールは無い。「これがサイドボードです」とカードの束を見せるだけでルール上は問題ない。 …でもさぁ、そういうルールだったら(サイドボードは見せる、15枚か聞かれたら答える)、初めから15枚ですと見せた方が話は早いわな。

4.自分のライフ総量を正確に記録する手段を持っていない。

紙とボールペン(以下略)

5.真空独楽のようなプレイミス(中度)、あるいはシャッフル中に手を滑らすなどで、余計なカードを見る。

相手のデッキをシャフルする時は、ディーリング・シャフル(10山シャフル)が無難。回数にもよるけどね。毎回相手が独楽使ってて、毎回10山シャフルやったらさすがに迷惑。
自分の場合だけど…えーと、言葉だけで説明するの、ちょい難しい。リフルシャフルの態勢で、カードを曲げずに強引にコンバインシャフル、という感じ。これだと、カードを間違えて見る心配も無いしカードも傷まない。スリーブが傷むけど。

6.マリガンをした後などで、ゲーム開始時にカードを取りすぎる。
省略

7.相手が不正なプレイをしたときに、ジャッジを呼ばない。

これでジャッジを呼ばないとどうなるか。 例えば。6回戦で当たった相手が勘違いして真空独楽をやってしまった。まぁよくあるミスだし、自分もさっき攻撃クリーチャーのキャンセルを見逃してもらったからおあいこだし、まぁ一々ジャッジ呼んで相手の気を害しても何だし、相手もサマ師じゃなさそうで人当たりもよさそうだし、呼ばなくてもいいや…。
…などと、1回戦から6回戦まで貴方の対戦相手は真空独楽を毎ラウンド使って勝ち続け、貴方と、貴方と同じようなプレイヤー5人はサマをされて負けたワケ!! アンタが変な気を利かしたおかげで、サマ師が勝ち続けたんだよ、ジャッジにも気付かれずになっ!!
 どんなプレイミスでも、ジャッジに記録させて下さい。ジャッジがペナルティを出す事で「あれ、こいつ2ラウンドでも3ラウンドでも同じ事してやがる。…ミスのふりしたサマ?」と気付くには、小さな積み重ねからなんで。

8.特にREL3以上の大会で、相手のデッキをシャッフルしない。
9.自分のデッキをきちんとシャッフルしない。

ディーリングシャフルの一種、リバース・シャフル(3山シャフル)について、ここで改めて書くか。
「3山シャフル」はどうでもいいです。やろうがやるまいがプレイヤーの自由。ただ、「相手が山札を仕込んでいるという、不正行為摘発の絶好の証拠を残していて、それを対戦相手である貴方が分かっているのに、わざわざ証拠隠滅するのは、ジャッジに喧嘩売ってるだろ?」という意味なんで。サマの証拠を消すんだったら3山だろうがリフル・シャッフルだろうが同罪。

「だって、対戦相手も気を悪くするでしょ」 いや、3山シャフルしてる時点で、もう対戦相手は「こいつ、オレをサマ師だと思ってる」もしくは「やべぇ、サマがバレた」と思っているので、3山シャフルするんだったらジャッジ呼んだ方が早いし楽。
「いや、相手がイカサマしてるとは限らないから、予防の為に3山してるんですよ」 いや、それだったら既に3山は意味無いから。
「一々ジャッジ呼んでたら面倒だし、ジャッジも忙しいでしょ?」 おいおい、ジャッジの仕事が何なのか、決めるのはジャッジであってプレイヤーじゃねぇよ。

10.新しいマッチの開始前に、デッキを元の状態に戻しわすれる。
11.ゲームの終了時に、相手のカードを自分のデッキに混ぜてしまう。

そのラウンドが終わったら、メインデッキに戻して10山シャフルする習慣を付けるのを勧める。10山シャフルをすると「デッキ枚数が10の倍数か、そうではないか」すぐに確認できるので、60枚デッキを使っている人なら枚数の増減がすぐに分かる。加えて、「スリーブ背面の汚れが分かる」ので、印の付いたカードの対策にも事欠かない。

12.調子くれる。

…あー。個人攻撃してぇ。xxさんとかxxさんとかxxさんとか。てめぇら、ガキに対しても常連と同じ口の利き方してンぢゃねーよ! あンたらの外見で普段の会話やってるだけでプレッシャーかけてンの、何で分かンねーかなっ!!

あと、ジャッジはマジックのプレイヤーであり、地域のプレイヤーとも親しくなるべきですが、ジャッジの制服を着ている時はあくまでもジャッジ。自戒の意味も込めて書きますが、ジャッジの制服を着ている時は、全てのプレイヤーに対して平等な対応を示さねばなりません。

13.散らかす。

マネドラで使ったブースターパックの外袋、基本土地、コモンカード、ペットボトル、空き缶、傘、弁当ガラ、ライフ記録用紙、ボールペン、サイコロ…。
…幼稚園児だって、保母さんが話せばちゃんと整理するぜ? 会場を撤収する際、いつも保母さんの気分になる。

14.対戦相手にルールについて質問する。あなたの意図が見抜かれるかも。

 断言できるけど。相手のプレイングについて自分がルールを分からなくて、相手にルールを聞いたら、そのルールの説明は50%間違えている。(本当に間違えているのか、肝心な所を説明していないのか、誤魔化しているのか、その中の配分は不明だが)
 諦めてジャッジに聞け。対戦相手に質問しても延長時間は出ないが、ジャッジに聞けば延長時間は出してくれる。

15.対戦相手でもスタッフでもない人相手に、現在のゲームについて話をする。

論外。

16.酷く傷ついたスリーブを使う。
17.使用禁止されているスリーブを使う。
18.スリーブの中のカードの一部が上下逆になっている。
19.サイドボードにだけ新しい(あるいは古い)スリーブを使う。

一応、ジャッジのペナルティガイドラインには、「ほとんどのスリーブには、なんらかの区別できる印があるということを、罰則を決定する際には念頭に置くべきである。」とは書いてあるけど。 汚れたスリーブ使ってるプレイヤーが印南みたいなガン牌が出来ないとは誰も言えないからね。 大きい大会だったら新品に変える、くらいの気持ちはあっても良い。
大抵のジャッジは言ってるけど「カードシャカシャカ(小手返し)」はスリーブが傷むだけだし意味無いから止めた方が良い。貧乏揺すりとかと一緒で見てて忙しないし。

20.デッキリストにDCI番号や名前を書かない。
21.デッキリストに土地を書かない。
22.汚い字で書く。
23.カード名を(ラスとか)略したり、(ボロスの兵士とか)間違ったりする。

「これくらいだったら大丈夫だよね」「これくらい、読めないようだったらジャッジの頭悪すぎ」 と考えるのはプレイヤーの自由。どう読むかはジャッジの判断。 自分が高校や大学の入学試験の解答用紙や、就職試験の履歴書に書く時も、「これぐらい、読めないようだったら採用担当者の頭悪すぎ」なんて考えながら、汚く適当に素早く書いてた?
少なくとも、自分がジャッジやってる時には、読めないデッキリストを見る度、2なのか3なのか解読できない数字を読む度に、「このプレイヤーはジャッジを軽んじていて、デッキリストなんざジャッジが解読すれば良い」、と考えていやがるな、と思っとります。

綺麗な字で書け、とは言えない。自分も汚い字だから。でも、ゆっくり落ち着いて書けば、読めない字という事はないから、時間に余裕を持たせてゆっくり書いて欲しい。 それが無理なら、ワープロで打ち出して持参してくるだね。

24.リミテッドで、playedとtotalの欄を間違える。
25.リミテッドで、デッキリストに数でなく正の字を書く。

ここらへんは知らないから、という場合も多い。自分がヘッドジャッジの時には必ず伝達するようにしてるけど。

26.シールドのチェック後に、カードをシャッフルしてから渡す。

自分がプレイヤーやってて、コレされた時はやった奴を数発ブン殴りたくなりますが。 しかもチェックミスしてやがったりとかね。 一番腹立つのが、ジャッジが延長時間取ってくれない時だけどな(笑)。

27.結果登録用紙にサインしないで席を離れる。
28.結果について意見が食い違う。(結果登録用紙を使わないときに多い)
29.勝負がつかなかったゲームを引き分けとして記録しない。
30.試合結果が正しいかどうか確認せずにサインする(あるいはまったくサインしない)

これも、新しいプレイヤーが居る時はジャッジの立場では注意してるんだけどね。
1-1で3戦目の決着がつかなかった時は1-1-1です。IDの時は0-0-0です(間違えた経験あり。微妙にDWPが変わる)。