バイバック

http://lancer.9232.net/cgi/joyful/joyful.cgi? の No.300

某人造吸血鬼
「そろそろプレリだぜ?
シャドーは思い出したか?
側面攻撃の説明は?
バイバックの宣言タイミングの説明をする心の準備はOK?」

 こーゆーパロディのセンスは大好きだ。懐かしさも手伝ってくれるし。というワケで『バイバックの宣言タイミング』とは何ぞや? ルール適用が厳しかった頃の話ですが。

 《ミューズの囁き/Whispers of the Muse(TE)》というカードがありました。1マナで1ドロー、6マナでバイバックにすれば実質手札を使わず1ドロー。セコいプレイヤーはコレをどうプレイしたかと言うと、まずカードを出すんですね。しかもカタカナでカード名を言ってみたりして。
「うぃすぱー・おぶ・ざ・みゅーず、を…」
 ここで相手の顔色や手元を見る。
 この時代だと、相手が赤かったりするといきなり《沸騰/Boil》とか言うんですが、もし対戦相手がそう言う様子だったら、セコい奴は「…打ち捨てで。」と言って1マナしか支払わずに、その後「その《沸騰/Boil》に《対抗呪文/Counterspell》」と言うんですよ。
 一方、相手が緑だったりして島が煮える事が無さそうだなーと確認すると、「…バイバックで。」と6マナ払ってタップアウトして、バイバックでカード引くわけ。セッコイでしょ? でも有効なんですよ《対抗呪文/Counterspell》ある時代だと。んで、それは問題があるので、ジャッジは共通認識を持ちプレイヤーにも周知徹底してました。
 「バイバック呪文をバイバックで使う場合は、バイバックの宣言を先に言わないと、具体的には『バイバックで《ミューズの囁き/Whispers of the Muse》』と言わなければ、打ち捨てで使ったものと見なします」 いやはや、これを世知辛いと見るか懐かしいと見るかで世代格差があったりなかったり。