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 こン時に呼ばれたジャッジがオレでした。これは忘れたくないので記録に残す。

 R13(2回目のドラフトの2戦目)開始後、ようやくIDの申告が終わった頃にWiegersmaさんが「Judge !」と声をかけてきた。
「What's ? 」(会話の英語なんてロクに覚えてない、以降自己適当翻訳)
「初期手札取ったら、オレのデッキじゃなかった。スリーブが対戦相手と一緒だから間違えた」
「はぁ?」 たしかに良く見ると同じ紺色のスリーブ。
「ジャッジ、ペナルティは?」  …さて。とりあえず出すだけ出して上告の手もある事を言えばいいか。
「Wiegersmaさんと鈴木さんの両方に警告を出します。まずWiegersmaさんには『余分なカードを見た』ペナルティです。鈴木さんですが。自分のデッキを管理できていなかったという事で『プレイミス(中度)』です。鈴木さんの場合は、自分が自分のデッキを正しく管理する義務があり、Wiegersmaさんのミスもありますが、貴方が「それは自分のデッキです」と言えば起きなかったエラーですので、今後同様の事が無いように警告を出します。内容に不満があるようでしたら、ヘッドジャッジに上告する権利がありますがどうしますか?」

 で、特に上告も無いので、お互いのデッキを交換してシャッフルし直してから延長時間を出して始めてもらおうと思ったら鈴木さんが「コレ(最初にWiegersmaさんが手にした方)、ボクのじゃないですよ?」 なにー!! 「コレ(最初に鈴木さんが手にした方)はボクのです」 はぁ?

 で、デッキを預かって双方のデッキリストを確認したわけですよ、スタッフ本部まで持ってって。 鈴木さんは全く問題なし、Wiegersmaさんが色からして違う。デッキチェックで入れ替わった? ばかな、リスト不備無いから、デッキチェックやってねぇし。 …はて。試しに1st Draftのデッキリストを漁ってみると…Bingo!!
「なんでこいつぁっ! 午前中に散々使った自分のデッキをっ! 他人のデッキだと間違えるンだぁ!!」 もし本部席での叫び声が会場内に伝わっていたら申し訳ない。

 で、後から他のジャッジから「2nd Draftのデッキが鞄の中にあったって」との伝令が。あー疲れた。結局鈴木さんは全く問題なしでさっき言った警告はキャンセル(そりゃそーだ)、Wiegersmaさんに『不正なメインデッキ』でゲームロス、その後にWiegersmaさんの心が折れたらしく、そのまま試合せずに負けを認めて2-0投了。 その後、ジャッジに洩らした鈴木さんの一言。「凄い、椅子に座ってたら勝った」 いや、全くその通りだ。

 追記。ここまで読んで、察しが良い人orジャッジは気づいただろう。「もしかして、2nd Draftのデッキが弱いから1stの方を前のラウンドから使ってたんじゃね?」 自分は気づかなかった&他のジャッジから指摘を受けた。で、ヘッドジャッジに確認しに行ったら「前のラウンドのWiegersmaさんの対戦相手に確認取ってる、問題なしだよ。ちゃんとスリーブ無しのデッキを使って対戦してたって」 あ、良かった。そういう問題はないのか。

 …1stでスリーブ有り、2ndでスリーブ無しでデッキ組んでて、ちゃんと前のラウンドで正しくプレイしてて、なんで2ndの2ラウンド目でわざわざ間違えるんだ?!!