所詮、嗜好品

 ちょっと思い出し笑いをしてしまった。

「世間じゃあ煙草が嫌われているとかいうけれど、うちに来るお客さんはみんなそんなこと気にしていませんよ。煙草が好きで、ずっと贔屓にしてくれています。数は減ったけど。」

いや、その「数が減った」というのが問題じゃないか。つまり社会がその商品文化にそっぽを向き始めても、別にそれを供給するメーカーにわざわざ苦情を言ってくれるような親切なアンチなんかいるはずがない、ということだ。

そうすると衰退産業のメーカーはある意味「裸の王様」で、基本的にその価値観を支持してくれるお客さんとしか対話しなくなる。言われるクレームも、「大前提としてはお宅の商品が必要なんだけれども」ということを踏まえたものにしかなるわけはない。

(福耳コラム 煙草屋のおばあちゃんの論理 ttp://d.hatena.ne.jp/fuku33/20070622/1182478661 より)

 無論、このコラムの内容に対して笑ったのではなく。 常にある特定の感想を書いている某さんが、もしもこのコラムを読んだら彼*1が自分の日記でどういう事を書くのか、おそらく皆が想像している範疇の95%くらいはそのまま書きそうで、そういう意味で笑ってしまった。


 などと言いつつも、自分も正しい消費者とはいえないからなぁ。自戒自戒。

*1:もしくは彼女。Web上では性別を公開していない、らしいので