追記(ダブルスタンダード)

あたしゃ、人には色々都合があるのは理解しているし、他所様の財布の中を覗き込むのは下品、といった常識は持ち合わせているけど。やっぱり人の事に対しては好き勝手批難しておいて、自分が関わると肯定する、といった二重基準を持ち出されると、どーも気分的に間尺に合わないわなぁ。

例えば。もしマジックの地区選手権で、ジャッジや主催者が数万円づつ私費を持ち出して、参加賞や上位への賞品を買ったとしたら、普段だったらどう言うかね。想像だけど「世界的なゲームの公式な大会にも関わらず、なぜ個人に負担がかかるような運営方式なのでしょう。だからホビージャパンは〜」と言ったトコロかねぇ。
でも、モノポリーの地区予選で私費を持ち出す事については嬉々として日記に書くんだよね。これって、ハズブローの会社規模や米国での販促活動からすれば恥ずべき事じゃないの? (米国の国内選手権だと、バンカーにCITIBANKのホンマモンの銀行員連れて来ちゃうくらい派手にやっちゃうらしい(ほぼ日刊イトイ新聞の受売り))

 もし、マジックの日本選手権で「今年は日本語版のみでしか大会に参加出来ません。今から日本語版に慣れておいて下さい」なんて事をしたら、普段だったら嵩に掛かって言うだろうね。「ホビージャパンは自社の売上の事しか考えずにプレイヤーに負担を強いるのです!」らへんかな。
 でも、今年のモノポリーの地方予選&全国大会って、「ウルトラマンモノポリー」なんだよね。で、大会の掲示をしているWebサイト見てると「今年はウルトラマンモノポリーを使用しますので、慣れていない人は前日イベントなどに参加して慣れておいて下さい」と書いていたりする。これってどうよ?

# 個人的には問題あると思う。ウルトラマンがいけないのではなく、ウルトラマンモノポリーだとコマのデザインが同一で、色でしか区別出来ないのが問題。日本人男性の1割に赤緑色盲があると言われているのに(本当に赤と緑の区別が全く出来ない人となると、更に割合は減るだろうが、それでも数%は居る)、例えばモノポリーの日本選手権で参加者の何人かが、コマの位置の把握に余計な労力を使わねばならないとしたら、それはイコールコンディションを提供出来ていない(少なくとも、通常のモノポリーならコマの形状で区別出来ているのに、今回はそれが出来ない)という点で大きな問題だと思う。

 モノポリーは好きだし面白いから文句言いたくないし、スポンサーの問題なり販促の問題なりはどのイベントでも必ず発生するものだから、枝葉末節で大会の名誉を傷つける事もしたくない。全国でモノポリーの地区予選を行いたいというモノポリープレイヤーの努力を否定する事なんて出来ないし、動いたり銭を持ち出している人を嘲笑う事なんてしたくもない。
 …で、何でモノポリーでは肯定してマジックでは否定するの?