認定ジャッジになる方法(その2)

 非認定ジャッジでもできること。

 というか、自分が通った道。

 友人がトーナメントを主催していたので手伝いに行く事になる、フローティングを教わる。
 なぜか自分でトーナメントを主催する事になる・トーナメントを運営する・ジャッジングする。
自分の所だけでは満足に勉強できないので他のトーナメントの手伝いに行く。
 近所でプレミアイベントがあったので、GPTやPTQのスタッフをする。満足に仕事できないので、ジャッジング・フローティング・デッキチェックを教わる。
ジャッジ試験落ちて悔しかったのでグランプリを手伝うと申し出て、プレミアイベントの主催者からホビージャパンに、まぁ箸にも棒にもかからないレベルではないと言われて手伝いに行く。散々迷惑かけまくって失敗しまくって落ち込む。
 それでも愚直に自分の所を主催して、自分所のジャッジの質を上げようと傭兵を雇って、人の所を手伝って、地元のプレミアイベントを手伝って。「ジャッジ試験、いつ受けようか?」「あと1年は無理だね」と言われて落ち込む。
 ジャッジへの道程が遠すぎるのが逆に面白くなって、散々色々な所を手伝いに出張(でば)る。そろそろ東京のプレミアイベントも手伝いに行くようになる。
だんだんとジャッジとしての名前が覚えられてくる。「東京のプレミアイベント、手伝ってくれる人が少ないらしいから手を挙げてみたら?」と他のジャッジから連絡が来るようになる。それで断ったら面白くないから手伝いに行って、代々木全理連ビルの会場設営を自分とホビージャパンの某さんだけでやって、向こうは飄々としているのに自分だけバテて割と落ち込む。
 要領を覚えてきて、「そろそろプレミアイベントあるでしょ? 手伝わしてよ」とホビージャパンにメールして「まだ! 時期になったらメールする」と言われるようになり、プレリリースとか高校生選手権予選とかも手伝いに行くようになる。そろそろ、失敗しそうな項目については失敗する前に人に聞いたり上長に放り投げる要領も付いてくる。

 …ずっと様子を見てくれてた人から、「なんでジャッジ試験受けないの? グランプリ手伝う人足りないのに何で行かないの?」と言われる…。

 …考えてみれば、「草トーナメント主催」「GPTスタッフ」「PTQスタッフ」「高校生選手権予選スタッフ」「日本選手権予選スタッフ」「ファイナルズ予選スタッフ」「プレリリーストーナメントスタッフ」「グランプリスタッフ」を、非認定ジャッジの段階でやってるんだよね。