交通事故!

 9月17日、午後。自分が車で外出している時に電話がかかる。
 いつもなら運転中は無視するんだが、なんかイヤな空気が臭ってきたので車を路肩に停め、電話に出る。
「おぅ。今電話大丈夫か?」
「Comic Train*1の帰りで、今千葉大の前の道の路肩に停めて電話出たとこ」
「どれくらいで帰れそう?」
「まー、特にこの後は寄るトコロもないし…」
「んじゃ、すまんけど家に帰って、車出してくれる?」
「どうしたん?」
「事故った。」

 …はぁ?!!

「いやー、とりあえず家までは帰ってきたけどな、ちょっとシャワー浴びたら病院に行きたくってな。慌てなくていいから、とりあえず帰ってきてくれや」

 またか。まー、警察から電話かかってきたワケじゃないし、自力で家まで帰り着けるンだから大丈夫だろう。これで自分まで事故を起こしたら洒落にもならんので、いつもよりゆっくり運転して帰宅。

 帰ってくると、風呂上りで一息入れた状態でお出迎え。何だかなぁ。「で、どうなったん?」
・バイクで帰宅途中、3車線の右側を走行
・中央車線を走っていた車が、いきなりウインカーも出さず後方確認もせず、自分の前に飛び出る
・突っ込むワケにもいかないので急ブレーキ。ロックかけちまったらしく、ハイサイドっぽく自分が投げ出される状態に
・散々事故・転倒には慣れてるので、前回り受身は完璧。しかし愛車が身体の上に乗り上げるのは避けられず、右手と胸を強打
・飛び出た車は、ちゃんと止まって状況を把握してくれたので、警察を呼んで現場検証をしてもらう
・「自分、任意保険入ってますので、今後の保証とか賠償については、全部保険屋任せにしたいんですけど」「自分も任意には入ってますんで、じゃあ保険屋同士で話つけましょう」 これが出来ると出来ないで、お互い面倒やら時間かかるやら遺恨残るやら

「で?」「そのままバイク乗って帰宅」「…なんで病院行く必要あるの?」「警察の厄介になったんで、怪我の度合いを確定させないと、相手の人の罪の重さが確定せんのよ。まぁ右手痛いけど、筋違えたくらいじゃねーかな。あとは肋骨にヒビいったくらい」「…救急車で運んでもらえよ」「肋骨のヒビなんざ、病院行っても何もしてくれないンだから意味無いって」

 …さすが、事故慣れしてる奴は違うな*2。 仕方がないのでWebで土曜午後診療してくれる外科を探し、車を出す。「んじゃ、ちょっと待っててねー」と病院に行ってから1時間後。帰ってきたら右手が包帯巻き。

「どうだった〜?」
「折れてた」

 この男は右手親指根本を骨折(安静1ヶ月)の状態で、市川から稲毛までバイク転がしてシャワーまで浴びてたんですか?
「整形外科に診てもらう必要あるから、レントゲンを持たされたわ」
「どうせなら、グーとチョキも撮ってもらえばいいのに」
「限定ジャンケンかっつーの!」

# 医者と患者の会話。
 「折れてるねー」
 「ですねー。2週間後、バイクレースあるんですけど、それまでにくっつきませんかねー?」
 「私の経験上だと、無理」
 「でしょうねー」

 ま、その後平然とメシ食いに行ったりしてるから、内臓やら脳みそやらは問題ないらしい。バイク乗りの皆様もお気をつけ下さい。車乗りの皆様は、被害者はもちろん加害者にもならんよう、安全運転しましょう。

*1:JR西千葉駅前にあるマンガ専門店。狭い店舗にも関わらず品揃えは秀逸

*2:交通事故だけでなく、サーキットでの転倒も含む